週休2日と完全週休2日の違い?休日の種類を解説
お仕事を探す上で大切な要素の一つが休日です。
求人によって表記は様々ですが、それぞれどんな意味を持つのでしょうか。
今回は求人でよく見かける代表的な休日の種類を中心に説明していきます。
法定休日と法定外休日
法定休日とは
休日の種類を説明する前に抑えておきたいのが法定休日と法定外休日についてです。
法定休日とは法律で決められた休日に関するルールのことで、
法律では一部の例外を除いて「最低週に1日は休日を設けなくてはならない」とされています。
一部の例外とは1ヶ月換算で4回休日を与えている場合のことで
月に4日休みがあれば上記のルールに沿っていなくても問題がないということになります。
法定外休日とは
ただし、勤務時間については法定労働時間というルールがあり
週40時間以上働かせてはいけないという決まりが存在します。
そのルールに沿って1日8時間の労働時間を設定した場合は5日で上限に達してしまいます。
それを避けるためには1日の労働時間を短くする、36協定を締結するなどでクリアするか、
または法定休日以外の休みを設ける必要があります。
そのような措置で設けた法定休日以外の休日のことを法定外休日(所定休日)といいます。
それを踏まえた上で休日の種類を見ていきましょう。
代表的な休日の種類
完全週休2日制
完全週休2日とは、「1週間のうち2日は必ず休みがある休日」制度のことです。
ただし完全週休2日と聞くと土日が休みだとイメージしがちですが実際にはそうとは限りません。
あくまでも毎週2日休みがある制度ですので日曜日と月曜日、水曜日と木曜日など
月~金の平日に休みが入る可能性もあります。
もちろんこの完全週休2日制には土日休みの場合も含まれているため
気になる方は面接などで確認しましょう。
ちなみに完全週休2日制では年換算で表すと105日程度となります。
週休2日制
一見、完全週休2日制と同じように思われがちなのが週休2日制です。
週休2日制は「1ヶ月の間に1週間に2日休みの週が1つ以上ある」制度のことを指します。
例えば1ヶ月に4週間ある月の場合完全週休2日制では1ヶ月の休みが8日あるのに対して
週休2日制では5日~8日と休みの日数に幅があります。
年間を通すとかなりの差になります。
お互いの意識のずれでトラブルになってしまう恐れもありますので面接で確認しておきましょう。
隔週休2日制
隔週休2日制は「1週間毎に週1日の休みと週2日の休みが交互にある」制度のことです。
上記の4週間ある月で例えると週1日の休み2回、週2日の休み2回なので1ヶ月の休みが6日となります。
●勤●休
●勤●休の「●」には数字が入ります。
例えば。4勤2休の場合は「4日連続で勤務した後は2日休みがある」制度のことです。
月●日
月●日は文字通り「月に●日の休みがある」という意味になります。
例えば表記が月6日だと「1ヶ月に6日の休みがある」ということになります。
シフトなどの勤務が設定されている企業に多く見られ、
休む曜日などはシフトによってばらつきがあることが多いです。
土日祝
これは文字通り土曜・日曜・祝日がお休みの制度のことです。
その年によって年間休日数は変わってきますが1年は約52週ですから土日の休みで年間104日
祝日は16日ありますから合計でおおよそ年120日になります。
企業によっては祝日以外にもGWや年末年始の特別休暇が設定されている場合もあり
年130日の休日がある企業も存在します。
以上参考になりましたでしょうか。同じような意味で捉えがちの
「土日祝」と「完全週休2日制」でも年間で換算すると結構大きな差になりますね。
また一見同じと思われがちな「完全週休2日制」と「週休2日制」でも大きな差となります。
求人を探す際には、きちんと種類の違いを理解しつつ行動しましょう。
また面接の際などに気になることがあったら確認を取るように心がけましょう。