運転代行の仕事内容とは?沖縄の飲酒運転撲滅のサポーター
運転代行の仕事内容
主な仕事内容
運転代行は飲酒などで運転ができない状態になった車の持ち主に変わり運転を代行するお仕事です。
基本的に2人1組で行動し、お客様からの依頼が来たらお客様がいる場所まで車で向かいます。
お客様からの依頼は電話を受けるオペレーターの方を通じて連絡を受けるパターンが多く、最近ではGPSを用いたアプリで配車依頼が届くパターンもあります。
お客様がいる場所に到着したら1人がお客様の車を目的地まで運転し、もう1人が自分たちが乗ってきた車(随伴車)を運転します。
目的地に到着したあとはお客様から料金をいただき、別のお客様の元へ移動します。
沖縄県の運転代行事情
警察庁の統計情報によると、沖縄県は車社会のため他都道府県に比べ運転代行業者が739件ととても多い県です。
それなのにも関わらず、沖縄県警察によると長年ワースト1位となっていた飲酒絡み事故数が令和2年ではワースト9位となったものの、とても誇れる状況ではありません。
運転代行のお仕事はこういった飲酒運転による事故を防ぐ大切なお仕事です。
運転代行のお仕事をするには
運転代行の業務を行うには普通自動車第二種免許が必要になります。
随伴車の移動だけであれば普通自動車第一種免許(いわゆる普通免許)でも問題ありません。
しかしお客様の車を運転する場合は、タクシーの仕事をする際にも必要な普通自動車第二種免許が必要になります。
お客様を乗せて運転をする仕事にはこの免許が必要というわけです。
基本的に随伴車専属でもOKという企業であれば普通免許だけでも働くことは出来ますが、やはり第二種免許を取っておいたほうが採用の確率は上がるでしょう。
またこの免許のためか、タクシー運転手などが転職をしたり副業として運転代行を行っていることも少なくありません。
運転代行で働くメリット・デメリット
運転代行で働くメリット
副業が可能
運転代行の会社は掛け持ちをOKとしているところもあります。
これは土日がもっとも忙しい運転代行のお仕事に対して、一般的な企業の休日が土日であることも一因です。
運転代行企業は「忙しい週末だけに人員を確保できるメリット」と「休日だけで副業を行えるメリット」が合致している珍しいパターンかもしれません。
日払い・週払いOK
運転代行業者は副業OKの兼ね合いからか日払い・週払いOKのところも多く存在ます。
その点も合わせて副業に向いているかもしれません。
いろいろな車を運転できる
普段自分が乗っている車以外を運転する機会があるのは運転代行ならではかもしれません。
車好きな方にとっては気になっていた車の試乗ができる楽しさがあります。
免許取得支援制度があるところも
運転代行業者の中には普通自動車第二種免許の取得を支援してくれる企業も存在します。
そういった企業は採用時に二種免許を取得していなくても採用してくれる可能性があります。
※普通自動車第二種免許の取得には「第一種運転免許を受けて、運転経歴が(停止期間を除いて)3年以上経過していること」など一定の条件があります。
運転代行で働くデメリット
酔った人の接客
運転ができない状態のお客様の代わりに運転をするお仕事ですので、お客様は当然酔っ払っています。
通常のお客様とは違うため、接客に気を使う必要があります。
また運転中にコミュニケーションを取る場合もあるため、丁寧な接客が必要になります。
副業禁止の場合は注意が必要
もしも運転代行を本業としてではなく副業で働く場合には注意が必要です。
本業で働く会社で副業が禁止されている場合は、無理をして働くのはおすすめできません。
隠して後でバレてしまうと評価が下がったり、最悪の場合解雇に繋がる場合もあります。
もしも副業としてやりたいのであれば本業の会社にきちんと報告しておくべきでしょう。
運転代行の仕事に向いている人・向いていない人
運転代行はお客様の車を運転するため、運転の技術に自信のある方が向いています。
扱いづらい車や運転になれていないタイプの車を運ぶ可能性もあるため、丁寧な運転さばきが必要です。
また効率的にお客様を目的地までお届けするためには地理に詳しい方のほうが向いているといえます。
運転代行の求人の中にはインセンティブを採用しているところもあるため、1日でたくさんの件数をこなせば稼げる場合もあります。
道に詳しければ効率的に業務をこなすことができるため稼げる可能性も高くなります。
逆に運転に自信のない方や、地理事情に自信がない方などは向いていないかもしれません。
運転代行の仕事で役立つ資格・スキル
普通自動車第二種免許
上記でも書きましたが、運転代行でお客様の車を運転するには普通自動車第二種免許が必要になります。
しかし随伴車のみの募集もあるのでどうしてもやりたい方は探してみてください。
ルーキーWebの求人では職種欄に(一種)(二種)などの記載もあります。
タクシー運転手などの経験者
運転代行に似た職業としてタクシー運転手などの業務があります。
タクシー運転手になるには同じく普通自動車第二種免許が必要ですので、経験者の方は新たに免許を取得する必要がありません。
また、道にも当然詳しいはずですので、転職の際には有利となります。
まとめ
以上が運転代行の仕事内容となります。
沖縄県では飲酒運転違反の数が他府県と比べ圧倒的に高いというのは悲しいことです。
そういった数を減らすお手伝いをしているのが運転代行のお仕事です。
お酒を飲む機会の多い沖縄県ですが、悲しい事故を起こさないようサポートしてくれる運転代行の方々には感謝しています。
当たり前のことですが「飲んだら乗るな」の精神を忘れず、運転代行を利用していくべきですね。
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参考URL
警察庁 統計5-12 都道府県別運転代行業者数の年別推移(平成14~令和元年)(xls)
※ここで紹介する内容は一般的な仕事内容です。企業によっては内容が違う場合もありますので応募の際はきちんと確認しましょう。