転職しやすい業界・企業って?初心者・未経験者の積極採用が多い業種・職種は要チェック!
現在従事している会社や業界の将来に不安があって、実は新たな会社や別の業界への転職を考えているという人、いるんじゃありませんか?
でもどんなに一生懸命頑張っても、入りにくい業界や会社があるのは事実なんです。だから転職活動を成功へと導きたいなら、ある程度転職しやすい業界・企業を狙って活動していかないと厳しいかもしれません。比較的転職しやすい所に狙いを定めて活動することで、効率良くまた短期間で有利に進めることができるでしょう。
今回は、「転職しやすい業界・企業は?」をテーマに考えていきましょう!
転職しやすいかどうかの判断基準
転職しやすいかどうかは、その業界や企業の『未経験者の採用実績』がどのくらいあるかが一つの目安になります。
それを知らずにただ何となく転職活動をしていると、未経験の採用に積極的でない業界や企業にチャレンジするおそれも出てきて、悲しい結果に終わる可能性が大きいかもです。
求人広告に『未経験OK』『未経験者大歓迎』などの文言がある企業をピックアップして活動していくと、効果的かつ効率的に進めていけるでしょう。
※ルーキーWebに現在掲載中の「初心者・未経験者歓迎の求人」はこちらから閲覧できます。
業界や企業が『未経験歓迎』を打ち出す理由
もしも企業が経費や時間を優先するならば、経験者を採用する方が得策です。しかしそれをわざわざ『未経験OK』とするのはなぜか? いくつか理由が考えられます。
●慢性的な人手不足だから
●『経験者』に限定してしまうとハードルが高くなり、求職者が応募してこなくなるから
●「未経験者のほうが何も知らないだけに、向上心や吸収力を持っている」と考えているから
●「経験者は経験やスキルを持っているため、それに固執する可能性がある」と考えられるから
●他業界の感覚・価値観・スキルなどを欲しているから
●1から教育できる人材が欲しいから
だいたいこんなところでしょうか。
未経験者が転職先を選ぶためのポイント
※実行が難しいこともあるので、あくまで参考程度にとらえてください
できれば規模の大きな業界や企業を選ぶ
前職の経験から安定性を求めるなら、できるだけ市場の大きい(あるいは将来大きくなると予想される)業界や、規模の大きい企業を選んだ方が良いでしょう。なぜなら将来的に成長が見込まれ、長期的に安定して働き続けられる可能性が高いからです。それに中途で入社しても、しっかりした教育や研修制度が整っている所が多いと予想できるからです。 ※教育・研修に関しては、事前に確認しておくほうが間違いないですね。
労働環境を見定める
せっかく転職できたのに、行った先の労働環境が悪ければ何の意味もありません。転職先で同じことを繰り返さないためにも、事前に見定めておくことは必要です。
例えば、
①そこに勤めている従業員の話を聞く
②就業時間は昼間なのに夜遅くまで部屋の灯りがついてないかなどの観察をする
③退職者(あるいは現役社員)がその会社の内部事情について明かしているサイトを閲覧してみる
などの方法が考えられますね。
転職しやすいと思われる業界6選
IT業界
IT関連の企業は、様々な業界と結びついてその市場を拡大させています。
そこでIT未経験者でも、比較的転職しやすい職種について言及すると、
①テクニカルサポートやヘルプデスク…製品に関する問い合わせや窓口となるスタッフ。コミュニケーション力があれば、入社後の『研修』と『慣れ』でやっていけそう。(コールセンタースタッフの経験がある人なら、さらに有利かも)
②Web広告営業…一般的なITスキルレベルや知識があれば、未経験でも特に問題無いと思われる。過去の営業経験やWebマーケティングの知識やスキルがあれば、なお良い。
③Webマーケター…商品が売れるための仕組みづくりをする人。結論とその根拠を、筋道立てて相手に分かりやすく説明できる人を企業は欲しています。
④プログラマー…現代は慢性的なエンジニア不足。新卒や即戦力の中途採用だけではそれを補うことは難しいので、未経験者でも自社で育てて戦力にしている動きがある。
ホテル・宿泊業界
慢性的な人手不足に陥っているので、業界全体として中途採用を積極的に行っています。
一般的なレベルでコミュニケーションが取れる人であれば、学歴や経験不問の点からも転職しやすい業界であると言えます。
ホテルの職種は、フロントや宿泊・宴会のスタッフだけではありません。ハウスキーパーやシェフ・パティシエ、さらには企画・営業・バックオフィス(人事・経理)など幅広いのです。他業界でこれらに近い職種を経験していた人などは、比較的スムーズに入っていけるかもしれませんね。
建設業界
都市開発・再開発などが進んでいる影響で、人手不足が続いている状態です。
また、過去に建てられた建築物を一度壊してから再び建て直すというケースも増えているので、ある程度の需要が見込める業界です。仕事はハードかもしれないが、職種によって高い給料を得られる可能性があります。
一般から見て「経験が必要そうだ。」「専門性が高そうだなあ。」というイメージを持たれがちだが、そういう職種だからこそ未経験から転職する時の狙い目になることがあるんです。なぜなら、経験者を採用しづらい職種の場合、企業は社内の教育体制を整える必要に迫られるわけで、「未経験者を1から育てていこう!」という雰囲気ができあがるからなんです。『手に職を』という仕事だからこそ、経験が無い人のほうが固定観念や先入観が無く、知識や技術を吸収してくれやすいって考える企業もあるくらいだから。
介護業界
この業界は特に未経験者の採用が多いですよ。
日本は、世界の中でもものすごく少子高齢化が進んでいるため、今後の市場の拡大が特に期待できます。よって介護スタッフのニーズは高まる一方。だから、もっともっと増やしていかなければならないのです。
介護職は資格が無くても転職できるのが、未経験者にとっての大きなメリットなんです。で、働きながら資格を取らせてくれる施設や会社も多く(しかも会社のお金で、という所もあるから要確認)、キャリアを積んでいくことで要職につける可能性もあります。
運送業界
最近は、普通自動車運転免許証を持たない若者が増えているため、なおさら中型以上の免許所有者は貴重な存在。つまり、深刻な人手不足に見舞われています。
企業側からすれば「仕事はあるのに、それをこなすだけの人手が無い!」という状況が続いていて、無資格でも採用されることが多くなっているとのこと。とりあえず無資格で入社させ、後から資格を取らせて仕事に従事させる、といったケースが増えてきているんだとか。
またトラックドライバーは、仕事内容によって他の資格も必要になってくるんです。中でも、フォークリフトや玉掛け(クレーンにモノをかけたり外したりする作業)の資格は代表的。
40代の未経験でも社員として採用される業種だから、とっても魅力的。また給料も一般的な業種より高めだし、チャンス!
教育関連業界
業界未経験の転職で、今までのスキルや経験を生かしやすいのは、教材・ICT分野(インターネットなど情報通信技術を用いた教育手法)です。
転職先としては例えば、通信教育を提供する企業や出版社、教育に関するWeb・システムの開発や運営を行うITベンチャーなどが挙げられます。
主な職種としては、『教材制作』『教材開発』『営業職』など。特に現在は、オンライン教育サービスのニーズが増えてきていることで、教材開発やオンラインコンテンツを制作できる人材や、Web・システムの開発を行える人材が不足しています。こういったスキルを持っている人は、教育関連業界未経験者であったとしても転職のタイミングで入りやすい状況にあります。
未経験者を募集する背景や理由を理解しておきましょう
誤解してほしくないのは、『未経験者大歓迎!』と書かれているからって、誰でも採用されるわけではないということ!!
企業が未経験者を募集するにあたってその背景には、
①売上や業績が好調だから人を増やしたい
②人物の中身を重視して社風に合う人に来てほしい!
③社内の教育体制がしっかりしているから未経験者が来ても大丈夫だよ! ぜひ来てね!
④他業界・他業種・他職種の経験やスキルを自分の会社でも生かして、新しい風を吹き込んでほしい
などの想いがあるからなんです。そういった企業の想いを汲み取りながら、挑戦してみたい仕事が見つかったら気後れせずに応募してみてください!
それでは、健闘を祈ってま~す!! \(^o^)/
※ルーキーWebに現在掲載中の「初心者・未経験者歓迎の求人」はこちらから閲覧できます。
※注意 本記事は、あくまで2022年7月現在における見解です。転職しやすい業界等は月日とともに変化することも考えられます。必ず、ご自身による業界研究を忘れずお願いします。