貴方を襲うかも! 転職活動における”不安”や”悩み”
「転職しよう!」
いざ心に決めて転職活動をスタートさせようと思ったものの、この先いったいどうなっていくのか分からず、様々な不安や悩み事で頭の中がいっぱいになってしまうかもしれません。 それは今までにも、多くの方々が経験していることでしょう。
では、その不安や悩みとはいったい何か? まずは口に出してみる(あるいは文字化してみる)ことで明確になります!明確になれば、それを軽減したり解消する方法が見つかるかもしれませんよ。
ここでは、転職活動における代表的な不安や悩みなどをいくつかに取り上げつつ、少しでも和らげる方法はないか探ってみることにしましょう!
不安や悩み①・・・転職活動をするなら、在職中? or 退職後?
転職活動は「在職中に行う」か「退職してから行う」か、さてどちらが良いのだろうと悩んでいる人もいることでしょう。
どちらにもそれぞれメリットとデメリットがあります。
人それぞれ様々な事情を抱えているはずなので、いちがいにどちらが良いとは言えません。各自の置かれている状況をよく考えてから決める必要があります。
【在職中に転職活動をする場合】
メリット
・転職活動が長期になっても安心して続けられる(生活費の心配をしなくてよい)
・職歴のブランクができないですむ
・現職と転職先の比較ができる(比較した上で、現職に留まる選択も可能)
デメリット
・仕事をしながらなので、転職活動に割ける時間が限られてくる(=説明会や面接の日程調整など難しい場合もある)
・退職の意志を伝えるタイミングを考えなければならない
・職場の同僚に気を遣うことが多くなる(有給休暇が多くなったり、辞める際の後ろめたさを感じたりなど)
両立させるのは大変だけれど、現在の仕事も転職活動もしっかりと行わなければならないのは言うまでもありません。この期間は、「どちらもしっかりやり遂げるぞ!」という強い決意や覚悟が必要です!
また決意だけでなく、時間的にも精神的にも効率よく計画的に進め、いつも以上に健康面にも気を配る必要があります。
【退職後に転職活動をする場合】
メリット
・転職活動に割ける時間は多くなり自由度が増すため、融通がききやすい(=説明会や面接の日程調整などが比較的容易)
・退職後に行うので前職の人達に気を遣うことがなくなる。
・精神的にも肉体的にも、ほぼ100%転職活動に集中することができる。
デメリット
・前職以上の条件で転職先が見つからなくても、後戻りはできない。
・長期化すると生活費の心配が出てくる。
・長期化すると職歴のブランクができてしまう。
例えば、現在の自分自身の体調不良(精神的不調・肉体的不調、あるいは両方とも)が現職に起因すると考えられる場合、本格的な不調になってからでは手遅れだし、転職活動どころではなくなります。このようなケースなら先に退職し、しっかり体調を整えてから転職活動を始めるのが望ましいでしょう。
転職期間中、収入が途絶えることによる生活費の不安はかなり切実。退職後に転職活動を始めるなら、現職中に充分なくらい貯金をしてからにしましょう!
自己都合退職による失業保険(正式には雇用保険)は、様々な条件・資格を満たしている人がハローワークで手続きを行ってから2~3ヶ月しないと支給されません。詳しくは住所地を管轄するハローワークへお問い合わせください。
不安や悩み②・・・現在の仕事と転職活動を、両立させるには?
いくつかのインターネット調査の結果を見てみると、転職活動にあてていた日や時間帯で一番多いのは「休日・休暇」。2番目に「就業時間後」でした。休日・休暇であれば丸一日転職活動に費やすことができるし、就業時間後であれば誰にも気兼ねなく取り組むことができます。
いずれにせよ、仕事と転職活動はしっかりと気持ちを切り替えたうえで、双方ともベストな状態で取り組むのが望ましいです。とはいうものの現実は、場合により睡眠時間や体力を削ってでも頑張らなければならない厳しい局面にぶつかる可能性もあります。両立を目指す以上、予め想定しておく必要がありますね。
でも出来るだけそうならないように、優先順位を決めながら計画的かつ効率良く仕事と転職活動の両立を進めていきましょう!
不安や悩み③・・・希望や条件に合う仕事が見つかるだろうか?
もちろん、転職活動はより良い希望や条件を求めて行うものです。しかし100%自分の希望通りの仕事・企業が見つかるという幸運は、あまり期待しないほうが良いでしょう。
自分の中で「譲れる条件」と「譲れない条件」や、希望の優先順位などを予め決めておくと同時に、それぞれの企業の一長一短を踏まえながらある程度の線で納得して就業できる企業を探すようにしてください。
参考までに、ルーキーWebに現在掲載中の転職の成功と失敗もご覧ください
不安や悩み④・・・やりたい仕事が見つかるだろうか?
やりたい仕事が具体的に無くて、転職することだけが目的となっている場合、転職活動はオススメできません。なぜなら何となく入社した転職先でも、前職と同じことを繰り返す可能性があるからです。
転職活動を始めてからやりたい仕事を探すのではなく、やりたい仕事を見つけてから転職活動を始めるべきなのです。そうすることで転職活動にも力が入り、面接の場でもより説得力のある受け答えが出来るようになるからです。また新しい採用先では、前向きな姿勢で仕事に取り組むことができるようになるでしょう。
しかし、どうしても「やりたい仕事が見つからない」場合、考え方を少し変えて「自分に向く仕事」を探ってみてはいかが?
参考までに、ルーキーWebに現在掲載中の自分に向いている仕事が分からないもご覧ください
不安や悩み⑤・・・自分を必要としてくれる企業に出会えるだろうか?
これは「自分のスキルや経験・能力が、どのくらいの企業から求められているか(=自分の市場価値)」ということになります。
自分の市場価値は人材の需要と供給のバランスによって決まると言っても過言ではなく、ある特定の経験・スキル・能力を必要とする求人が多いほど需要は高くなります。さらにそれを備えた求職者が少ないほど需要に対して供給が足りていない状態になるため、そのような人達の市場価値はますます高くなります。
まずは自分の今までを振り返り、スキル・経験・能力を洗い出してみましょう!
次に、洗い出したスキル・経験・能力が役立ちそうな業界・業種・職種等を調べていくと、必要としている企業に出会える可能性が高まります。
不安や悩み⑥・・・人間関係の良好な職場に就けるだろうか?
これを入社前に見極めるのは非常に難しいです。人間関係や相性など、入社してからでないと分からない部分は多々ありますから。
こういったことは運・不運によるところが大きかったりもしますが、それでも面接試験で会社訪問をした時には、ちょっとした雰囲気を感じることができるはずです。そこにいる社員の表情や社員同士で話をしている時の様子など、人間関係が良好であれば仕事にも楽しく向きあえているもの。面接の時がチャンスです。社内の様子をぜひ、観察しましょう!
他にも、知人・友人等が働いていれば話を聞いてみるのも良いですし、インターネット上にはその会社を退職した人や現役社員が書き込んでいるサイトも存在します。調べてみる価値はあるでしょう。
不安や悩み⑦・・・受けた会社がすべて不採用になったらどうしよう? 転職できなかったらどうしよう?
転職活動の経験者なら、誰でも多かれ少なかれこのような不安を持った経験はあるでしょう。
一番良くないのは、独りでネガティブな考えにハマってしまうこと。不安になったら誰かに打ち明けてください。親兄弟・親戚・友人・知人や身近な転職経験者、ハローワークの相談員・キャリアカウンセラーなど、考えれば誰かいるはずです。
話をしてみることで、自分一人では思いもよらないアドバイスや解決方法を教えてもらえるかもしれません。あるいは、タイミング良く人探しをしている企業を紹介してもらえる可能性だってあるかもしれないのです。
決して一人では悩まず、貴方が話せそうな人に相談してみてくださいね。
最後に…
「転職しよう!」と思った際の主な”不安”や”悩み”について考えてみました。
まとめると、
・不安や悩みが生じたら漠然としたままにせず、それを言語化(文字化)して明確にする
・明確になった不安について、誰かに相談したりインターネットや媒体等で調べたりして、一つひとつを少しずつでも解消していく
・決して自分一人だけで悩まない
貴方は決して独りではありません! 周りには力になってくれる人やモノ、手段・方法などがあるはずです。
そして「転職しよう!」と決めたのですから、何があってもポジティブに進んでいきましょう! GO! GO!