株式会社安永建築
あなたの知らない大工の世界♪
株式会社安永建築
『安らぎ永くを目指した家づくり』をモットーとした、
こだわりの職人から作られる沖縄向けの木造建築
安永建築の強み
大工歴9年:田村正敏さん
(国頭村ご出身)
安永建築では無垢の木を使うことが多いです。
「梁あらわし(※1)」や「木」そのものの良さを活かした設計が多く、他の工務店さんからも「木がいっぱい使われていて良いね」とのお言葉をいただくことが多くあります。
※1梁あらわし:天井材を貼らずに梁などの木材を見せる手法のこと、吹き抜けるので開放感がでる。
今、刻み(手加工)で太鼓梁(※2)を造っているのですが、色々なハウスメーカーさんを回られたお客様から「ぜひ安永建築さんに造ってもらいたい」とご依頼をいただくことができました。私たちの仕事の丁寧さを評価していただいたのだと感じています。
※2太鼓梁:たいこばり、梁あらわしの一種、木の曲がりや外観を活かしたダイナミックな梁、機械での加工はできないことが多い。
なお、一番の特徴は棟梁がしっかり管理しているという点です。
自分たちが管理の大元として、キチンとチェックができる。現場での急な対応などでも差が出ていると思います。
いくつもの工具や木材が並べられた作業場 ここで大工さんたちは技術を磨いていきます
安永建築のCMでも使われた お馴染みのカンナがけ
大工の研修は厳しい ?
やはり職人の世界なので厳しいです。ある程度の覚悟を持ったほうが良いと思います。もちろん今の時代にそぐわない部分もあると思いますし、若い世代を伸ばすために自分たちも意識を変えないといけない。しかし、こだわりを持って厳しさや技術・知識を伝えないといけない。そういうジレンマは感じています。
せっかく大工に興味を持ってくれたのならば、できるだけ若い世代の意図も汲み取りながら、自分は何が好きか、何に興味を持っているかを専門的に特化させていって技術を身に付けてもらいたいですね。
一人前になるためには、まずは道具を覚えるところからスタート、次に材料を覚えてもらいます。並行して「手元」と呼ばれる見習いとして、先輩の大工さんに付いて現場を回ります。1年かけて各職人さんたちの補佐やサポートを行いながら仕事を自分で覚えたり、習ったりしていきます。
その後、本人の技量などを考え、家一棟を任せられるようになります。
さらにそこから技術が認められていくようになり、謙虚さや責任を持って仕事ができるようになれば一人前に近づけると思います。
鑿(のみ)と玄翁(げんのう)を巧みに使い、 木と木の継ぎ手部分を刻んでいきます。
杉やヒノキが立てかけられた倉庫の一角 お客様が実際に材料を選択することもあるとか
職人としてのやりがい
スーパーやコンビニなどではお客様に対して店員さんが「(商品を買ってくれて)ありがとうございました!」と言いますよね ?
もちろん私たちもご依頼をくださったお客様へ「棟上げおめでとうございます!」とお声掛けさせていただくのですが、お客様から「立派な家を建ててくれてありがとう!」と感謝されることが多いです。
それは職人としてやりがいを感じる瞬間ですね。
墨付け・番付が書き込まれた木材たち
ひかり板という板に、男木の接続する面を写し 取っています。これを組み合わさる 女木に転写していきます。
木造建築や大工の将来性について
沖縄県にはすでにいくつも木造建築の住宅がありますが、台風による倒壊事例は無い(2020年7月13日時点)ですし、安永建築では二重のシロアリ対策も行っています。台風が問題にならないのならば、木造建築とコンクリート造(通称RC造)で比べるとやはりRC造は金額の面で高くなってしまいますので、今後RC造の家は少なくなり、木造建築が主流となっていくでしょう。
また、家を建てた後のアフターメンテナンスや増改築なども考えると、益々大工さんの需要は多くなるのではないかと考えております。
大工さんたちが技と思いを込めて加工した木が、 現場で組みあがった喜びはひとしおです。
きっちりと組まれた木造建築住宅の現場 高所では大工さんの作業風景が伺えます
会社概要
名称 | 株式会社 安永建築 |
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住所 | 沖縄県中頭郡中城村字南上原1051番2 |
この記事は2020年08月29日に公開した記事です。掲載内容は全て2020年08月29日時点の情報となりますので、記事の公開から時間が経っている場合、掲載内容と実際の内容が異なる場合があります。情報を参考にする際にはその点ご了承ください。