株式会社 良創夢　良創夢デイサービスセンター 松川

ここはデイサービスですが、施設で過ごすうちに一緒にカラオケやお茶をしに行ったり、女子会を開くなど、小さな社会ができています。リハビリを頑張った分日常でもできることが増えていき、外出の機会も多くなります。ここで実践していたことが活かされて、実際に買い物に行けるようになったり、「バスに乗れるようになりました」などの声も多いです。この小さな社会から本当の社会に繋げていけるように、日々様々な事に取り組んでいます。

利用者様には「夢先案内人」という、見学や体験に来た方への施設の案内をして頂く役割や、「ゆいまーるお助け隊」の名前で色々な役割を頼んでいます。例えば、バイキングの消毒係やお味噌汁を入れる係など。そうすることによって、私が来なかったらここは成り立たないという責任感も生まれ、施設にいらっしゃる回数が増えてきました。中には、自ら率先して係をしてくださる方もいます。利用者様の無理のない範囲で出来ることを一つでも多く増やすことが、生き甲斐や遣り甲斐に繋がるのではないかと考えています。

介護福祉士・看護師・作業療法士・生活相談員として20～70代の幅広い世代が現在活躍中です。スタッフの半数は介護福祉士です。
介護福祉士でも、トイレのサポートやお風呂に入れるだけではなく、私たち作業療法士と協力し合いながら、自主トレー二ングのサポートをしたり、運動や体操の補助をするなど役割は多いです。
スタッフ同士で密接に関わり、報告・連絡・相談をしながら利用者様の様子も共有しています。一人ですべてを見ることはできないので、利用者様に何があったのかなど情報集めて、対策を話し合ったりアドバイスもします。

「基本的に明るくて元気な方が利用されているんですね」とよく言われます。でもそうではなく、利用者様がここで生活していくうちに元気になっているんだと思います。その大きな要因としては、良創夢にきて同世代と語り合ったり、役割を持つことで頼られたり、逆に頼ったりなどの助け合いが生まれ、小さな社会が存在していることです。この施設ができたのが8年前ですが、当時はリハビリ要素が入ったデイサービスが少なく、最初は真新しさがありました。最近ではリハビリに力を入れた施設も増えてきています。そこで、今までとは違った他の施設がやっていないようなことをもっとやっていこうと思っています。利用者様に笑顔でこの施設を卒業していただけるように、試行錯誤しながらこの施設ならではの特色を出し進化していきたいです。